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あぁ~金沢

去年開業した北陸新幹線。関東からのルートが金沢までつながったということで、空前の北陸ブームが到来しました。おそらく今年もしばらく北陸ブーム続きそうな気配で。おかげさまで『汀の砂』もブームに乗って重版!と相成りました。ホンに北陸新幹線さまさまm(_ _)mです。敦賀から大阪に向けての延長ルートも待ち遠しいなぁ。もとより北陸は加賀百万石に代表されるように潜在的に文化的魅力に富んだ地。それだけに訪れる人が多くなればなるほど、北陸に魅了される人が増えるのも当然といっちゃあ~当然の成り行き。とは言え関西文化圏で北陸と言えば、昔からセレブや文化人御用達の別荘地としてお馴染み。さしずめ関東文化圏にとっての箱根、軽井沢と言ったところ。ご存じ金沢市内は加賀前田家のお膝元。応仁の乱の戦火を逃れた京都の公家達によってもたらされた古式ゆかしき文化が根付き『加賀の小京都』とされている。兼六園、加賀友禅、和菓子…花街としても有名ですよねぇ。ところで「汀の砂」の舞台は北陸は能登半島。中でも裏能登と呼ばれる日本海に面した沿岸部。北陸でも表とされる加賀や和倉の華やいだ雰囲気とは一線を画す鄙びた僻地。ですがその昔は海上交通の要衝として栄華を誇っていた。江戸時代には裏能登は北前船の中継港として日本の海運業、経済の大動脈の一翼を担っていたんです。 明治時代には数多くの文人たちの避暑や隠居の地としてもてはやされ、裏能登に集いしセレブ達は柿右衛門(伊万里焼)や輪島塗をはじめとする伝統工芸品を数多く収集、ともに文化芸術について日夜語り明かした。こうして物心両面で文化の集積がなされていったわけです。そうそう忘れてはならぬ。北陸海上ルートは北海道産高級昆布の流通ルートでもあり、裏能登に荷揚げされた海産乾物は上方へと運ばれ食文化、殊に京料理の礎を支えてきた。今や世界遺産となった日本料理は、北陸海上ルートの賜物といっても過言ではない。能登のような地方都市の富の下支えがあってこそ日本文化は発展してきたんですねぇ。大都市への一極集中が進む現代…やはり国土の隅々にまで富が行き渡る経済の仕組みを構築していかなければ、経済にせよ文化にせよ本物の活力は得られないのでは…と青桃なんかは考えたりする。その意味のおいて北陸新幹線をはじめとする地方都市を結ぶ新幹線ルートが日本中に張り巡らされることは、大いに意義のあること、またそうあって欲しいと思う次第です(^^)。